熊本市電、追突事故で行政指導 国交相「多数負傷、誠に遺憾」
熊本市電の路面電車の追突事故を巡り、中野洋昌国土交通相は28日の閣議後記者会見で、市交通局に対し、原因究明と再発防止を求める警告文書を事故当日の25日付で渡し、行政指導したと明らかにした。「多数の負傷者が出たのは誠に遺憾だ」と述べ、行政処分など、さらに厳しく対応するかどうかは、国交省九州運輸局の保安監査で判断するとの考えを示した。
事故は25日朝に発生。電停に止まっていた車両に後続車両が追突し、市交通局によると計15人が負傷した。九州運輸局の監査に加え、運輸安全委員会が原因を調査している。