立民、戦略奏功し議席伸長 選挙後の野党連携焦点に
立憲民主党は、自民党派閥裏金事件を受けて「政治とカネ」を争点とする戦略が奏功、公示前の98議席から伸長する見通しだ。自民、公明両党の与党が過半数割れした場合、野田佳彦代表は日本維新の会や国民民主党など他の野党に連携協議を呼びかける方針。石破政権に対峙し、共同歩調を取れるかどうかが焦点となる。
辻元清美代表代行は27日、NHK番組で手応えを問われ「今まで以上に多くの皆さんに共感をいただいた実感がある」と述べた。
立民は衆院定数の過半数(233)を上回る237人を擁立。「政権交代こそ最大の政治改革」を掲げ「金権まみれの自民党政治にピリオドを打つ」(野田氏)と訴え、支持拡大を図った。