立民、裏金争点化が奏功 野党連携呼びかけへ
立憲民主党は、自民党派閥裏金事件を受け「政治とカネ」を争点とする戦略が奏功し、公示前の98議席から伸長した。自民、公明両党の与党が過半数割れした場合、野田佳彦代表は日本維新の会や国民民主党など他の野党に連携協議を呼びかける方針。石破政権に対峙し、共同歩調を取れるかどうかが焦点となる。
野田氏は27日の民放番組で、他党との連携に関し「自公政権の継続は駄目だとの立場で、抜本的な政治改革推進の一致点があるなら対話していきたい」と述べ、意欲を表明。与党が過半数割れすれば「首相指名を取りにいくのは当然だ。政権交代こそ最大の政治改革と言った以上は追求したい」と述べた。