公明、山口元代表の選挙区に後任 来夏の参院東京、世代交代へ
公明党は5日、来夏の参院選東京選挙区で改選を迎える山口那津男元代表(72)の後任として、新人で医師の川村雄大青年局次長(40)を擁立すると発表した。山口氏は自身の去就に関し「白紙だ」と記者団に述べたが、後任候補の発表で「引退含み」(ベテラン)と受け止められている。世代交代の一環とみられ、衆院選大敗からの立て直しに直面する党内からは不安の声も出ている。
公明は内規で「任期中に69歳を超える場合は原則公認しない」と定める。2019年の参院選で、山口氏は例外扱いで公認されていた。
山口氏は09年に代表に就き、今年9月に交代するまで連続8期務めた。