維新、予算再修正案に賛成へ 高額療養費、負担増の凍結反映
日本維新の会は18日、役員会を開き、高額療養費制度の自己負担上限額引き上げの全面凍結を反映した2025年度予算案の再修正案に賛成する方針を確認した。前原誠司共同代表が党会合で明らかにした。維新は衆院で、再修正前の予算案に賛成している。自民、公明両党は18日、それぞれ総務会や政調全体会議で再修正案を正式に了承。近く参院に提出し、3月中の成立を図りたい考えだ。
衆院通過後に予算案を再修正すると、参院で可決した後、衆院に戻して再議決する必要がある。衆院では与党が過半数を割っているため、維新の対応が焦点となっていた。
与党は再修正案を参院で28日に可決後、衆院で31日に再議決する日程を描いている。衆院によると、参院で予算案が修正されて成立すれば、現行憲法下で初めて。
審議日程が窮屈な中、野党は石破茂首相の商品券配布問題への批判を強め、参院予算委員会で追及。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は月内成立にこだわるべきではないとの認識を示している。