大船渡山林火災「激甚災害」指定 復旧事業を補助
政府は25日、岩手県大船渡市の山林火災を「局地激甚災害(局激)」に指定すると閣議決定した。被害を受けた木の伐採や搬出、跡地での造林など、復旧事業の費用を国が2分の1補助して支援する。
坂井学防災担当相は記者会見で「財政面や資金面で不安なく、災害復旧に取り組んでほしい」と述べた。
大船渡市では、2月19日に山林火災が発生。いったん鎮圧したが、26日にも再び発生した。焼失面積は約2900ヘクタールに上り、平成以降で最大規模となった。市は3月9日に鎮圧を発表した。
局激は被害額が一定基準を超えた市町村が対象となる。