デブリ採取、28日再開へ 東電、カメラの交換完了

 東京電力は25日、福島第1原発2号機で中断している溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業を28日から再開すると発表した。映像が映らなくなったデブリ採取装置の先端にあるカメラ2台の交換が完了したほか、採取手順も確認し、再開の準備が整ったという。

 東電の計画では、原子炉格納容器の貫通部から最長22メートルになる伸縮パイプ式装置を差し込み、先端に取り付けた爪形器具で3グラム以下のデブリをつかんで回収する。装置がデブリに到達するまで1週間程度、回収まで2週間程度を見込んでいるが、作業員が習熟したため期間を短縮できる可能性があるとしている。

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