中国電、核燃料装填作業を完了 島根2号機、再稼働向け

 中国電力は3日午前、島根原発2号機(松江市)の再稼働に向けて、原子炉への核燃料装填を完了した。10月28日午後から作業を開始しており、約1週間かけて燃料プールから560体を水中移動させて装填した。中国電は12月上旬に原子炉を起動し、12月下旬に発送電を開始する予定で、2025年1月上旬の営業運転再開を目指している。

 装填完了を受け、今月5日までに原子炉を緊急停止させるための制御棒が瞬時に挿入できるかを試験する予定。圧力容器内に水を満たして加圧し、水漏れがないかを確認する検査などの起動前準備という工程を経た上で再稼働する。

 島根2号機は定期検査のため12年1月に運転停止した。

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