首相、COP29の出席見送り 温暖化対策で存在感低下も
11日からアゼルバイジャンで始まる国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)の首脳級会合への出席を石破茂首相が見送る方針であることが5日、政府関係者への取材で分かった。会期中に首相指名選挙を含む国会日程が見込まれ、自民党が公明党とともに少数与党となった現状を踏まえて、国内対応を優先させるためとみられる。
猛暑や異常気象が世界各地で観測され、温暖化対策の強化は待ったなしの状況。英国のスターマー首相やドイツのショルツ首相、イタリアのメローニ首相は出席の見通しで、日本の存在感低下は避けられなさそうだ。
首相指名選挙では石破氏が首相に選出される公算が大きい。