航空定期便にカメラ、赤潮監視 北海道大とJAL「世界初」

 北海道大と日本航空は12日、札幌市内で記者会見を開き、日航傘下の北海道エアシステムの航空機に機外カメラを搭載して、来年夏から北海道周辺海域で赤潮の監視を始めると発表した。航空定期便にカメラを設置した赤潮観測は「世界初」としている。海洋のごみや動物のモニタリングにも活用したい考え。

 北大と日航は2022年に持続可能な社会を目指す連携協定を結んでいる。温暖化の影響で北海道でも赤潮被害が増えていることから、有害な赤潮をすぐに検知し、漁業者などと協力して拡大を防ぐ試み。

 北海道エアシステムの丘珠(札幌市)、函館、奥尻、利尻の各空港を飛ぶ航空機1機にカメラ3台を搭載し、毎日撮影する。

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