宇宙事業会社スペースワン(東京)は13日、民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」(和歌山県串本町)から小型ロケットを、14日午前11時に打ち上げると発表した。初挑戦となった3月の打ち上げは爆発して失敗。高い壁を乗り越え、民間単独では国内初となる衛星の軌道投入を狙う。
スペースワンは13日、打ち上げ前日の天候判断を行い、最終準備を進めた。成功すれば、世界的に衛星打ち上げの需要が拡大する中、米国などの後を追う立場の日本にとって大きな一歩となる。
打ち上げるのは、全長18メートル、重さ約23トンの固体燃料ロケット「カイロス」2号機。