印首相、ゼレンスキー氏と会談 モディ氏「平和に貢献」と強調

 【キーウ共同】インドのモディ首相は23日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。ロイター通信によると、モディ氏はゼレンスキー氏に対し、インドはロシアによる侵攻に「中立でも無関心な傍観者でもない」と述べ、平和的解決に向けて貢献していく姿勢を強調した。

 インドはロシアと伝統的な友好関係にあり、ロシアへの直接的な非難を避けている。モディ氏のウクライナ訪問は2022年2月の侵攻後初めて。

 モディ氏はこれに先だってウクライナの隣国ポーランドを訪れ、トゥスク首相と会談した。記者会見では「何事も戦場では解決できない」と述べ、対話と外交を支持すると強調した。

 モディ氏は6月、先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するためにイタリアを訪れたが、直後に隣国スイスで開かれたウクライナ提唱の和平案を協議する「世界平和サミット」への出席を見送った。

 一方、7月にはモスクワを訪れてロシアのプーチン大統領と会談し、ゼレンスキー氏は失望を表明していた。

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