日本領空侵犯の問題提起 米補佐官、中国外相に

 【ワシントン共同】ロイター通信は29日、サリバン米大統領補佐官が27~28日に北京で実施した中国の王毅外相との戦略対話で、26日に初確認された中国軍機による日本領空侵犯の問題を提起したと報じた。「重大な主権侵害」だとして厳重抗議した日本政府と足並みをそろえ、再発防止を求めたとみられる。

 サリバン氏は29日、記者会見し習近平国家主席らとの一連の会談で、インド太平洋地域の同盟国防衛に対する米国の決意を表明したと語った。

 中国共産党に関する米下院特別委員会のモーレナー委員長は29日、ロイターのインタビューに応じ、領空侵犯は中国の攻撃的姿勢を表し、日本政府に「警鐘を鳴らした」と述べた。

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