トランプ氏の墓地撮影批判 共和重鎮息子「違反行為」

 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領が、首都ワシントン近郊の国立墓地を訪れた際の動画を公開し、同墓地で禁じられた政治活動に当たると指摘された問題を巡り、共和党重鎮の故マケイン上院議員の息子で、情報将校のジミー氏が3日放映のCNNテレビのインタビューで「違反行為だ」とトランプ陣営を批判した。

 2008年の大統領選の共和党候補で、トランプ氏を厳しく批判したマケイン氏は、勝敗を左右する激戦州の西部アリゾナ選出。州内にはベトナム戦争の英雄のマケイン氏を尊敬する穏健派の共和党員も多い。撮影への反発が広がれば選挙戦に影響する可能性がある。

 アリゾナ州軍に所属するジミー氏は、祖父と曽祖父を含め、アーリントン国立墓地に埋葬されている関係者は政治活動に利用されるかどうかを「選択できない」と指摘し、動画の公開に「衝撃を受けた」と語った。数週間前に有権者登録を共和党から民主党に変更しており、大統領選では民主党候補のハリス副大統領に投票するつもりだという。

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