米とベトナム、対中警戒感を共有 南シナ海情勢で首脳会談

 【ニューヨーク共同】バイデン米大統領は25日、国連総会が開かれているニューヨークで、ベトナムのトー・ラム国家主席と会談した。中国が威圧的行動を強める南シナ海情勢を協議し、対中警戒感を共有。安全保障や経済面での協力強化を図った。ラム氏が8月にベトナム最高指導者の共産党書記長に就任後、両氏の会談は初めて。

 米国とベトナムはベトナム戦争を経て1995年に国交を正常化。バイデン氏は昨年9月、就任後初めてベトナムを訪問し、当時の最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長=今年7月に死去=と共に両国関係を「包括的戦略パートナーシップ」に格上げした。

 ベトナムは米中とバランス外交を展開している。

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