武装勢力が6百人殺害か ブルキナ、8月の集落襲撃

 【ナイロビ共同】米CNNテレビは4日、軍事政権下の西アフリカ・ブルキナファソ中部の集落で8月下旬に起きた国際テロ組織アルカイダ系武装勢力による襲撃で、住民ら最大600人が殺害されていたと報じた。フランス政府の内部報告書に基づく推計だとしている。CNNは「ここ数十年のアフリカで最も被害が大きい襲撃の一つだ」と指摘した。

 軍が集落を防衛しようと住民に塹壕を掘らせていた際に襲撃を受けたが、住民を守る措置を取っていなかったため被害が拡大したとの見方がある。報告書は「軍政にテロ対策を担う力はない」と結論付けたという。

 ブルキナファソでは2022年に2度のクーデターが発生した。

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