ブラジルで創立70周年祝う 青森県人会、三味線演奏も

 「在伯青森県人会」の創立70周年を祝う記念式典に出席した東奥日報社の釆田正之社長(左)と、県人会の渋川名和マリア幸子会長=20日、ブラジル・サンパウロ(共同)
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 【サンパウロ共同】ブラジルの最大都市サンパウロで20日、「在伯青森県人会」の創立70周年を祝う記念式典が開かれた。日本から青森県の小谷知也副知事、丸井裕県議会議長、東奥日報社の釆田正之社長らが出席。会場では津軽三味線も演奏され、お祝いに花を添えた。

 式典には約200人が出席。県人会の渋川名和マリア幸子会長は、ブラジルでも人気のあるリンゴ「ふじ」の同国での生産と普及には、日本の支援と県人会の努力があったとの歴史を紹介し「県人会がなかったら、今、ブラジルにはふじがなかった」と強調した。

 小谷氏は「多くの困難を乗り越え、ブラジルの発展に尽くした皆さんが活躍していることは、青森県民の大きな誇り」とあいさつ。釆田氏は東奥日報社の第9代社長を務めた山本省一氏が青森県とブラジルの関係深化に尽力したことに触れ「県人会の皆さんと今回の訪問を機にますますの交流進展を図っていく」と述べた。

 祝賀会では、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を代表する青森市の三内丸山遺跡や、伝統工芸「金魚ねぷた」など青森県の魅力が紹介された。

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