数日間のガザ停戦提示か エジプト、イスラエルに

 【エルサレム共同】米ニュースサイト、アクシオスは21日、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、仲介国エジプトがイスラエルに対し、数日間の停戦の見返りとして、イスラム組織ハマスが拘束する少人数の人質を解放する案を伝えたと報じた。その後に停戦期間の延長や残る人質の解放など包括的な交渉を進める考えとしている。

 ブリンケン米国務長官は22日、イスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相らと会談。この提案を含むガザの停戦交渉や、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの戦闘を協議するとみられる。これまでは当初の停戦期間を6週間とし、ハマスが人質の一部を解放する内容が協議されてきた。

 対イスラエル強硬派で停戦交渉での妥協に否定的だったとされるハマス最高指導者のシンワール氏の殺害で交渉進展を期待する声もあるが、イスラエルはガザへの攻撃を続行。ハマスも応戦しており、停戦につながるかどうかは見通せない。

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