31年連続で核廃絶決議案を提出 日本、被団協の平和賞に言及

 【ニューヨーク共同】日本政府は21日、31年連続となる核兵器廃絶を目指す決議案を、国連総会第1委員会(軍縮)に提出したと発表した。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞決定に言及し「核戦争に勝者はない」として、核保有国に軍拡競争回避への行動を求めた。

 被団協の平和賞決定などこの1年間の事実経過を追加したほかは、昨年採択された決議とほぼ同内容。核兵器を違法化した核兵器禁止条約に関しては、条約発効や第1回、第2回締約国会議開催に「留意する」と言及するにとどまった。

 軍縮会議日本政府代表部の市川とみ子大使は「できるだけ多くの国の支持を得ることが目的だ」と説明した。

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