ベイルート空爆18人死亡 ヒズボラ、5億ドル隠匿か
【エルサレム共同】レバノンの国営通信は22日、首都ベイルート南部の病院近くで21日、イスラエル軍の空爆があり、18人が死亡、60人が負傷したと報じた。イスラエル軍のハガリ報道官は21日、レバノンの親イラン組織ヒズボラがベイルート南部の別の病院に地下壕をつくり、5億ドル(約750億円)の現金や金を隠していると主張。病院の地下の見取り図などを公開した。後ろ盾のイランがヒズボラの資金源になっていると批判した。
ベイルート南部はヒズボラが影響力を持つ地域。ハガリ報道官は、シリアへの21日の空爆で、ヒズボラでイランからの資金輸送を担当する責任者を殺害したと述べた。
一方、ヒズボラは、イスラエル中部の商業都市テルアビブ近郊や北部ハイファを22日にミサイルやロケット弾で攻撃したとの声明を出した。ヒズボラは、イスラエル軍の情報機関や海軍基地を狙ったとしている。同軍によると大半を迎撃し、一部が空き地に落下した。
ガザ保健当局は22日、昨年10月の戦闘開始以降のガザ側死者は4万2718人になったと発表した。