英労働党がハリス氏支援 職員派遣、トランプ氏反発

 【ロンドン、ワシントン共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領の陣営に、英与党の労働党が職員をボランティアとして派遣して支援すると表明し、波紋を広げている。共和党候補のトランプ前大統領の陣営は「選挙干渉」だとして反発。トランプ氏が勝利して政権に返り咲いた場合、米英関係がぎくしゃくしそうだ。英メディアが伝えた。

 発端は、ビジネス向け交流サイト(SNS)リンクトインへの今月半ばの投稿だった。英労働党関係者が「労働党の現・元職員100人近くが今後数週間で米ノースカロライナ州、ネバダ州、ペンシルベニア州、バージニア州に向かう予定だ」と書き込んだ。投稿は既に削除されたが、列挙されたのは、ほとんどが米大統領選の激戦州だ。

 米連邦選挙委員会(FEC)によると、無報酬のボランティアで、選挙活動の意思決定に関与しなければ、外国人も活動に参加できると規定されている。

 トランプ氏陣営は怒り心頭だ。FEC宛ての21日付書簡で「露骨な外国の選挙干渉」だとして調査を要求した。

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