武装集団が軍事施設襲撃し占拠 ボリビア大統領選控え政情不安

 【サンパウロ共同】ボリビアのアルセ大統領は1日、中部コチャバンバ近郊で武装集団が軍事施設を襲撃し占拠したと明らかにした。アルセ氏はモラレス元大統領と関係がある集団による犯罪行為と非難した。地元メディアなどが報じた。

 ボリビアでは来年の大統領選に向け出馬を表明したモラレス氏と、再選を目指すとみられるアルセ氏との間で主導権争いが激化し、政情不安が続いている。

 モラレス氏は未成年者と性的な関係を持ったとして人身売買などの疑いで捜査対象になっているが、モラレス氏の支持者は大統領選出馬を妨害する意図があると反発。

 武装集団は武器庫を掌握して兵士を人質に取った。

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