インド首相がカナダ非難 関係悪化後、初の声明
【ニューデリー共同】インドのモディ首相は4日、カナダ国内でヒンズー教の寺院が攻撃されたとして「強く非難する」とX(旧ツイッター)に投稿した。PTI通信によると、両国関係が悪化して以降、モディ氏が声明を出すのは初めて。
PTIによれば、インドの領事らが3日、カナダ東部ブランプトンのヒンズー教寺院で領事業務をしていたところ、何者かに妨害された。インドで少数派のシーク教徒の独立運動を象徴する旗を持っていたという。
カナダで昨年6月、独立運動に関わった男性が殺害された事件を巡り、カナダがインド政府の関与の可能性を指摘して以降、両国は互いの外交官を追放するなど関係が悪化している。