トランプ氏「黄金期到来」と豪語 余裕の笑顔「米国を再び偉大に」
【ウェストパームビーチ、ワシントン共同】米大統領選で共和党候補トランプ前大統領は6日未明、支持者の前で高らかに勝利宣言し「米国は黄金期を迎える」と豪語した。日焼けした顔に余裕の笑みを浮かべ、集会の壇上に勢ぞろいした一家と喜びを分かち合った。
演説では、争った政敵の民主党候補ハリス副大統領に歩み寄る姿勢は見せず、米国の分断を象徴する一方的なトランプ節を披露した。
トランプ氏は私邸マールアラーゴに近いフロリダ州ウェストパームビーチの会場に姿を現し、大きな拍手と歓声で出迎えられた。おなじみの赤いネクタイに濃紺のスーツ姿で演説。「国境を封鎖する」などと公約の実現を誓い「まずは米国を第一に考えることから始める」と訴えた。
約25分間の演説で、妻メラニアさんら家族や選挙戦を支援した実業家イーロン・マスク氏ら盟友を一人ずつ紹介。これまで「知能指数(IQ)が低い」と個人攻撃してきたハリス氏には言及しなかった。
会場周辺にはトランプ氏の勝利を祝って多くの支持者が集まり「USA!」コールが響いた。