トランプ氏、総得票も優勢 共和候補20年ぶりか

 【ワシントン共同】米大統領選で勝利した共和党のトランプ次期大統領は、選挙人獲得数だけでなく総得票数でも民主党候補のハリス副大統領をリードしている。全米で支持を広げており、共和党候補が総得票数で民主党候補を超えれば20年ぶりになる。開票は8日も続き、米主要メディアによると、トランプ氏は西部ネバダも押さえて激戦7州で六つを制した。

 5日の大統領選と同時実施の連邦議会選で、共和党は上院を4年ぶりに奪還。下院多数派を維持できるかどうかが焦点だ。両院を支配すれば、トランプ次期政権には大きな追い風になる。定数435の下院は、AP通信によると共和党が212、民主党が199の議席を確保した。

 APによると、8日午後7時半(日本時間9日午前9時半)の時点でトランプ氏が約7383万票、ハリス氏が約6970万票を獲得。約410万票の差がある。

 米大統領選は全米の総得票数ではなく、州ごとに選挙人の獲得を競う仕組み。

 激戦州で唯一結果が出ていない西部アリゾナ州でもトランプ氏がリードしている。

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