ベルギーで日本の陶芸品をPR 備前焼や萩焼、欧州で販路開拓

 【ブリュッセル共同】ベルギー南部ナミュールで9日から始まる同国有数のアートフェアで、備前焼や萩焼といった日本の陶芸品が目玉の一つとして展示される。日本国内で伝統工芸品の生産が縮小する中、欧州の富裕層に魅力をPRできれば、新たな販路開拓につながる可能性がある。

 展示するのは、ベルギーのギャラリーを経営するデルビルさんが日本を訪れて買った作品だ。備前焼の隠崎隆一さんや伊勢崎晃一朗さん、萩焼の大和保男さんらの作品を並べた。

 デルビルさんは「来場者で日本の陶芸品を知っている人は、ほとんどいない。時間をかけて魅力を伝えたい」と話す。

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