ロシア軍、東部州でダム攻撃 損傷で川の水位上昇、周辺に危険
【キーウ、モスクワ共同】ウクライナ東部ドネツク州のフィラシキン知事は11日、ロシア軍が同州クラホベ近くのダムを攻撃し、損傷させたと通信アプリで述べた。攻撃の規模や方法は明らかにしなかった。周辺の川の水位が上昇しており、知事は「周辺の集落に危険を及ぼす可能性がある」とした。洪水被害は確認されていない。
ロシア軍は、クラホベや同州の要衝ポクロウシクに対する攻勢を強めている。ゼレンスキー大統領はクラホベ、ポクロウシク方面の戦況が「最も困難だ」として、シルスキー軍総司令官が部隊増強を決めたと発表した。