モーリシャスで政権交代へ 経済に不満、与党連合が大敗

 【ナイロビ共同】インド洋の島国モーリシャスで10日に行われた議会選で、選挙管理委員会は11日、ジャグナット首相率いる与党連合が議席を獲得できず敗北したと発表した。地元メディアが報じた。2017年から首相を務めてきたが、物価高騰に対する国民の反発が拡大して政権交代に追い込まれた。

 ラムグーラム元首相の野党連合が、選挙で争われた62議席中60議席を得て大勝した。ジャグナット氏は11日「国民は新たな政権をつくることを望んだ」と敗北を宣言した。

 金融や観光を中心に高成長率を実現してきたモーリシャスでは国民に成長の果実が行き渡っていないとの批判が根強く、経済対策が主な争点となった。

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