ガザ食料運搬の国連車両襲われる 97台分強奪「飢餓の可能性」
【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は18日、パレスチナ自治区ガザで16日、食料を運んでいたトラック109台が襲われ、うち97台分が強奪されたと明らかにした。運転手は銃を突きつけられ、積み荷を降ろすよう強要されたという。
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザでは人道危機が深刻化。特に軍が一部を包囲するガザ北部の状況がひどく、UNRWAのラザリニ事務局長は11日、「飢餓が起きている可能性が高い」と表明した。
ロイター通信などによると、イスラエル軍とヒズボラの戦闘を巡り、米国提示の停戦草案を協議するため、米特使が19日にレバノンを訪問する。