中国湖南、児童はねられ多数負傷 意図的に小学校突入狙うと報道

 【上海共同】中国湖南省常徳の小学校前で19日朝、多数の児童が車にはねられ負傷した。中国国営テレビが伝えた。具体的な被害状況などは不明。児童が登校する時間帯だった。中国メディアによると、車を運転していた男は現場で取り押さえられた。中国インターネットメディアは、車は意図的に校内に突入しようとしていたと地元当局者が語ったと伝えた。

 SNSに出回った現場とみられる映像では、学校前に複数の人が倒れ、子どもらが学校へ走って避難する様子が映っている。男が乗っていたのはSUVだったという。

 北京の在中国日本大使館は19日、車にはねられた人々の中に日本人はいないと明らかにした。

 中国では最近、無差別に市民を狙ったとみられる殺傷事件が相次いでいる。11日には広東省珠海市で男が車を暴走させて35人が死亡した。刃物による殺傷事件も相次いでおり、江蘇省無錫市宜興の専門学校で16日、同校に通っていた男に切り付けられ8人が死亡した。6月に江蘇省蘇州市で日本人母子が負傷したほか、9月には広東省深セン市で日本人男児が刺殺された。

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