米、ガスプロム系銀行の取引制限 極東「サハリン2」は対象外
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【ワシントン共同】米財務省は21日、ウクライナに侵攻するロシアへの追加制裁として、ガス大手ガスプロム系列の銀行ガスプロムバンクを含む複数の金融機関の金融取引を制限すると発表した。日本企業が参画するロシア極東サハリンでの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に関する取引は適用除外となった。
ロシア寄りのトランプ次期大統領への政権移行前にロシアへの圧力を強める狙いとみられる。ガスプロムバンクへの制裁はこれまで、欧州などのエネルギー調達への影響が大きいとして慎重だった。
追加制裁は、50行以上の銀行と40社以上の証券会社などが対象となった。サハリン2には三井物産や三菱商事が参画。