北朝鮮が最新兵器の展示会 金氏、米に軍事力で対抗

 【北京共同】北朝鮮メディアは22日、首都平壌で21日に最新兵器の展示会が開かれ、金正恩朝鮮労働党総書記が演説したと報じた。金氏は2019年に決裂したトランプ前米大統領との首脳会談を念頭に、米国との協議の結果、北朝鮮への「侵略的な敵対政策」は変わることがないと確信したと表明。核兵器を含む軍事力強化で対抗する考えを改めて示した。

 トランプ氏を名指ししてはいないが、来年1月の大統領就任を意識した発言とみられる。過去の米朝協議に関し「行けるところまで行った」とも述べた。

 展示会は「国防発展2024」と題され、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や軍事偵察衛星、無人機(ドローン)、多連装ロケット砲などが並べられた。

 金氏は演説で、米国が日韓などと連携し、北朝鮮への対決姿勢を強めていると主張。朝鮮半島情勢は最も緊張が高まっているとし「現代の(世界各地の)戦場で確認された変化」を踏まえ、兵器開発を進めるよう指示した。ロシアによるウクライナ侵攻で双方が無人機を多用していることなどを指しているもようだ。

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