タリバン、女子の医療系教育禁止 国連が「強い懸念」
【カブール共同】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は4日、アフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が医療系教育機関への女子の通学禁止を指示したとの報告があると明らかにした。「強い懸念」を表明し、再考を求めた。暫定政権は女性患者を女性医師らが診るよう求めており、今後の医療に影響を及ぼしそうだ。
タリバンは2021年の復権後、中学生以上の女子教育を禁止し、女性の服装や就労を制限。国際社会は人権抑圧を問題視し、政権を承認していない。
国連児童基金のラッセル事務局長も声明を出し、アフガンでは熟練した女性の医療従事者が「絶望的に不足している」として深い憂慮を表明した。