ロシア軍基地存続、新政権と議論 シリア情勢、アサド政権の後ろ盾

 【モスクワ共同】シリアのアサド政権崩壊を受け、ロシアのペスコフ大統領報道官は9日、シリア北西部のヘメイミーム空軍基地や西部ラタキアの海軍基地に駐留するロシア軍の存続を巡り、シリアの新政権と協議する必要があると述べた。タス通信が伝えた。ロシアはアサド政権の後ろ盾で、両基地を拠点に政権を軍事支援していた。

 ペスコフ氏は両基地の存続について現在議論するのは「時期尚早だ」とし、安全維持のために尽力していると説明した。

 ペスコフ氏は、プーチン大統領がロシアに亡命したアサド氏と公式に会う予定はないとし、アサド氏の所在地についても「話すことは何もない」とコメントを避けた。

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