駐米大使、AI規範で問題提起 権威主義国も巻き込んで議論を

 【ワシントン共同】国際的な人工知能(AI)の管理政策を議論するイベントが9日、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれた。講演した山田重夫駐米大使は国際ルール形成の取り組みが「進展してきた」と評価する一方「権威主義国家を含む立場の異なる国々を巻き込む方法を真剣に議論すべき時だ」と問題提起した。

 山田氏は、昨年のG7広島サミットで合意したルール形成の枠組み「広島AIプロセス」などを挙げながら「AI管理はどの国も単独ではできない」と指摘。国際協調がなければ、無軌道な開発が行われる“抜け穴”国家が生じ「世界の安定にとって重大なリスクになる」と述べた。

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