ウクライナの卵細工、無形遺産に 「平和の象徴」ピサンカ

 【キーウ共同】ウクライナ伝統の卵細工、ピサンカが今月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。ロシアの侵攻を受ける中、地元の伝承で「平和の象徴」としても知られるピサンカの作り手は「伝統工芸を多くの人に知ってもらえる機会になったらうれしい」と喜んだ。

 首都キーウ(キエフ)にはピサンカ作りをする工房がいくつもある。その一つを運営するオクサナ・ビロウスさん(59)は「ピサンカが選ばれて不思議な感じがする」と話し、謙虚さをにじませた。

 ピサンカはキリスト教の復活祭(イースター)のお祝いとして友人や家族に贈り合う習慣がある。

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