北朝鮮、激しい批判は控える 尹氏の弾劾可決、初めて報道

 【北京共同】北朝鮮メディアは16日、韓国国会で14日に尹錫悦大統領の弾劾訴追案が可決され職務停止となったことを初めて報じた。米国の操り人形を意味する「かいらい韓国」という言葉を使う一方、尹氏を直接的に批判する激しい表現は控えている。

 敵国とみなし、関わりを絶とうとしている韓国の政情とは一定の距離を保つ姿勢とみられる。

 16日の北朝鮮メディアは、7日に1回目の弾劾訴追案が不成立となったことで「激怒した100万人以上の群衆が国会と大統領府前に押し寄せた」と報道。尹氏の国民向け談話の「虚偽と強情」に政界と社会が反発し、弾劾訴追案が可決されると各地の市民が歓喜の声を上げたと伝えた。

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