米高官が暫定政府と会談 シリア、テロ解除議論か

 【ワシントン、カイロ共同】ロイター通信は20日、米国務省高官がシリアの首都ダマスカスを訪問し、暫定政府を主導する過激派「シリア解放機構(HTS)」の代表者らと同日会談したと報じた。政権移行や米国の支援を巡り協議したとみられ、アサド政権が崩壊したシリアへの本格関与を始めた。HTSに対する米政府のテロ組織指定解除も議題に上った可能性がある。米高官は過去10年以上、シリア入りしていなかった。

 米訪問団は国務省近東局のルベンスタイン上級顧問が率いた。シリア国民や主要な関係者と直接関わり、同盟国などとも協力して、民主的な政権移行の推進を目指すとしている。

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