駐米英大使は重鎮マンデルソン氏 与党労働党、通商政策に精通

 【ロンドン共同】英政府は20日、次期駐米大使に与党労働党の重鎮ピーター・マンデルソン氏(71)を指名すると発表した。歴代労働党政権で閣僚を歴任し、通商政策に精通している。英国が重視する自由貿易に否定的なトランプ次期政権との橋渡し役を担う。

 スターマー首相は19日、トランプ氏の関税政策について「回避を考えないといけない」と警戒感を表明。マンデルソン氏が「豊富な経験を生かし、両国の協力関係をより強固なものとするだろう」と期待した。

 英メディアによると、マンデルソン氏はトランプ氏を「向こう見ずで、世界にとって危険な人物」「いじめっ子」と批判したことがある。

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