中国、25年から定年延長 15年で男性60歳から63歳に

 【北京共同】中国は1日、労働者の定年年齢の段階的な引き上げを始める。今後15年間かけて男性を60歳から63歳に徐々に延ばし、女性は最長58歳までとする。中国経済が減速する中、習近平指導部は少子高齢化に伴う労働人口減少に懸念を抱いており、定年延長で労働力確保を図る。

 定年年齢の見直しは約70年ぶりで、2039年12月に延長を完了する方針。女性の定年は管理職が55歳、非管理職が50歳だったが、それぞれ58歳と55歳に引き上げる。

 中国政府によると、中国の労働年齢人口は12年にマイナスに転じ、総人口は22年末に61年ぶりに減少した。

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