ジョンソン米下院議長が再選 トランプ氏が造反者を電話で説得

 3日、ワシントンの連邦議会で再任を祝福されるジョンソン下院議長(中央右)(ゲッティ=共同)
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 【ワシントン共同】昨年11月の米大統領選と同時実施の連邦議会選を受けた新議会が3日、発足した。下院は議長選を実施し、過半数を握る共和党のジョンソン議長が再選された。当初、共和党の3人が造反し、再選が危ぶまれたが、うち2人が土壇場で翻意した。米メディアによると、トランプ次期大統領が2人を電話で説得した。

 下院の勢力は共和党219、民主党215、欠員1。ジョンソン氏は218票を獲得した。共和党保守強硬派の間で民主党に妥協的だとしてジョンソン氏への不満がくすぶる中、議長選はジョンソン氏の続投を支持したトランプ氏の求心力を測る試金石として注目されていた。

 20日に就任するトランプ氏は議会と連携しながら、最重要課題に掲げる不法移民対策での南部国境の管理強化や減税など米国第一の政策を推進する構えだ。議長選に先立ち、自身のSNSで「ジョンソン氏が勝利すれば、共和党にとって大きな勝利となる」と呼びかけていた。

 ジョンソン氏は演説で「米国民は現状打破を求めている。国境の壁の建設を完了させる」と強調した。

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