米韓、核抑止強化へ連携継続確認 トランプ政権の発足見据え
【ワシントン共同】米韓両政府は10日、核戦略を定期的に話し合う核協議グループ(NCG)の第4回会合をワシントンで開いた。国防・外交当局者らが出席。終了後に共同声明を発表し、トランプ次期政権の発足を見据え、「核の傘」提供を軸とした拡大抑止の強化に向けた連携を継続する方針で一致した。米国防総省が発表した。
共同声明はNCGについて「恒久的な2国間の協議体」だと強調。核・ミサイル技術の高度化を進める北朝鮮に対抗し、核兵器と通常戦力に関する訓練を継続的に実施することで合意した。米国と同盟国に対する核攻撃は「金正恩体制の終末に帰結する」と改めて警告。今年上半期の活動予定も承認した。