米国と台湾、国連参加へ協議 中国にらみ、排除に懸念表明
【ワシントン共同】米国と台湾は8日、ワシントンで、国連や他の国際機関に台湾が参加する方策を話し合う当局者協議を開催した。台湾に外交圧力を強める中国をにらみ、国際社会から台湾を排除する試みに対する懸念を表明した。米国務省が10日に発表した。
国務省や台湾の外交部(外務省)の関係者らが参加。公衆衛生や航空安全、自然環境保護といった分野での台湾の知見を評価し、世界保健機関(WHO)や国際民間航空機関(ICAO)などで有意義な参加が可能だとの見方を示した。
中国が1971年に国連加盟し、台湾は脱退に追い込まれた。