米大統領、即時停戦要求 イスラエル首相と協議
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【ワシントン、エルサレム共同】バイデン米大統領は12日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ自治区ガザの即時停戦や人質解放の必要性を強調した。両氏は停戦や人質解放に向けてカタール首都ドーハで続く交渉について協議した。米イスラエル両政府が発表した。
サリバン米大統領補佐官は12日放送のCNNテレビのインタビューで、交渉合意は「非常に近い」と述べ、バイデン氏が退任しトランプ次期大統領が就任する20日までの達成は「可能だ」との見方を示した。一方で、イスラム組織ハマスが「妥協しないこともあり得る」とも語った。
停戦交渉を巡っては、イスラエルの交渉団トップを務める対外特務機関モサドの長官らが12日、仲介国カタールに到着した。ロイター通信が報じた。ハマスは恒久停戦とイスラエル軍のガザからの完全撤収を要求。イスラエルは拒否しており、双方の溝を埋める協議を進めるとみられる。