イラン外相、米と直接交渉を否定 核開発で、ロシア外相と共同会見
【テヘラン共同】イランのアラグチ外相は25日、イラン核開発問題について、トランプ米政権が最大限の圧力政策を取る限り「直接交渉する可能性はない」と述べた。交渉に意欲を示しつつも、制裁強化で圧力を強める米政権に反発した形。首都テヘランを訪問したロシアのラブロフ外相との共同記者会見で語った。国営放送が伝えた。
イランは米国の制裁解除を目指し、引き続き仲介役のEUを通じて、米国と間接協議する方針とみられる。米国との直接交渉には、国政全般の決定権を持つ最高指導者ハメネイ師の許可が必要。対米不信が強いハメネイ師は今月7日に「米国との交渉は国の問題解決には何の効果もない」と語っていた。