米国防長官、基地の旧称また復活 奴隷制想起で前政権が変更
【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は3日、南部ジョージア州のフォートムーア基地について、旧称の「フォートベニング基地」に戻す覚書に署名した。先月も別の基地の旧称を復活させていた。フォートベニング基地は南北戦争で奴隷制を支持した南軍のベニング将軍の名前にちなみ、奴隷制の容認を想起させるとしてバイデン前政権が改称していた。
ヘグセス氏は、今回はベニング将軍ではなく、第1次大戦中に欧州で武勲を立てたフレッド・ベニング伍長をたたえるためだとしている。
基地は2020年の白人警察官による黒人暴行死事件で人種差別解消の機運が高まり、名称変更された国内9基地の一つ。