トランプが嫌なら米研究者おいで ブリュッセル自由大学
ベルギーのブリュッセル自由大は17日、トランプ政権下の米国から逃れたい研究者にポストや資金、住居を用意すると発表した。米国では気候変動や多様性といった保守的な政権支持層が嫌う分野を中心に、資金提供の一時停止や研究者の解雇が起き、混乱が拡大している。同大学は「学術研究への政治的介入に対し、断固とした姿勢で臨む」とコメントした。
この大学でも「若者と偽情報」や「米欧対話」に関する米国との共同研究が取り消しに。もともと教会や政府の干渉から学問の自由を守るため設立された大学だと紹介し「米国の優秀な研究者が自由に活動できる環境を提供する」とアピールした。