日馬富士、大関対決制して11連勝

 「大相撲名古屋場所11日目」(18日、愛知県体育館)

 日馬富士が稀勢の里との大関対決を寄り切りで制し、11連勝。強烈な左張りを5発繰り出す荒々しさで圧倒した。稀勢の里は3敗に後退した。横綱白鵬も大関琴欧洲を寄り切って全勝を守った。琴欧洲は4敗目。平幕の魁聖は関脇豪栄道に敗れ、1敗がいなくなった。大関琴奨菊は小結妙義龍のつき手で9勝目。把瑠都は大関対決で鶴竜をつり出し、勝ち越した。

 日馬富士は、強烈な左張りを5発繰り出した。突き返す稀勢の里が腰高になったすきを逃さず、左下手を取り一気に寄り切った。尊敬する元横綱朝青龍のような荒々しさ。白鵬より遅く風呂場から戻ると「良かった。(張り手は)流れだね。力と力を出し合ったいい勝負。勝ち負けにとらわれず自分を信じた」と、冷静に振り返った。

 今場所は内容より結果重視の姿勢を公言。それでも「ライバルと思っている」と話し、支度部屋では取組を映すテレビに「負けてほしくない」と応援するほど意識する稀勢の里に対しては、対抗心をむき出しにした。

 気持ちでつかんだ11連勝。1敗が消え、優勝争いは白鵬と一騎打ちの情勢だ。審判部は通例なら12日目に組む横綱戦を、13日目以降に延ばした。3度目の優勝へ、「1日1番悔いのない相撲を取りたい」と誓った。

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