白鵬3場所ぶり賜杯へ「全勝Vが目標」

 「大相撲秋場所」(9月9日初日、両国国技館)

 横綱白鵬(28)=宮城野=は28日、両国国技館での力士会後に「今年は東京の場所で優勝していないし、賜杯を抱かないといけない強い気持ちがある。全勝優勝が目標」と、3場所ぶり23度目の優勝を誓った。

 7月の名古屋場所は千秋楽の全勝対決で日馬富士に敗れただけに「借りを返さないと。もう一度千秋楽で全勝対決をできたら」と、綱とりに挑む東正位の大関に宣戦布告。今場所で新横綱不在は30場所となり、昭和以降で最長となったが「それは大関次第」と、優勝を譲るつもりはない。

 力士会では岩手県山田町町長、日本ユネスコ協会連盟からの感謝状が披露された。東日本大震災の津波で流され、今年8月に落成式を迎えた同町相撲場の再建費を寄付したことに対してのもので、白鵬は「力士会一丸となったことが認められた」と話した。来年には宮城県気仙沼市に土俵を寄贈する計画が進行中という。

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