白鵬、出稽古で新立ち合いに手応え!

 「大相撲秋場所」(9日初日、両国国技館)

 横綱白鵬(27)=宮城野=は5日、東京・墨田区の春日野部屋への出稽古で汗を流した。碧山、栃煌山、栃ノ心との申し合いでは計15番で14勝1敗。「色んなタイプの力士がいますから。いい稽古になりました」と納得の表情だった。

 とりわけ、初日の対戦が濃厚な小結栃ノ心には立ち合いから左手を突き出し、相手の視野を遮ってから得意の右四つに移行して寄り切った。今年2月の大相撲トーナメントでも多用し、習得を目指している立ち合いという。習熟度に関しては「そう感じているが本場所では試していないから」と慎重だった。

 昨年の九州場所10日目、同様の立ち合いで鶴竜を下した。その際は「自分としては『後の先』(相手の動きを見てから、自分に有利な体勢をつくる極意)で立った。そういう相撲だった」と振り返った。当時とは異なる、新たな要素が加わった立ち合いを目指しているようだ。

 通例どおり、本場所初日から3日前となる6日に稽古を打ち上げる方針。3場所ぶり23度目の賜杯へ、試行錯誤を続けている。

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